2014年度総会とセミナー開催

新代表の安野勝美さん

 1213日、KCC会館5階ホールにて2014年度総会とセミナーが行われました。

 総会では、本年度の活動報告と会計報告、および2015年度の活動方針について討議が行われ、承認されました。

 また、長年共同代表を務めてきた太田利信さんが顧問となり、新たに安野(あんの)勝美さんが共同代表に就任しました。

■総会

2014年度 主な行事報告>

◆総会

◎日時・場所 20131130日(土) KCC会館

◆セミナー

◎日時・場所 20131130日(土) KCC会館

        <ヘイト・スピーチから見えるこのくにの人権
~京都朝鮮第一初級学校襲撃事件訴訟とイルム裁判から考える~>

◎講師 中村一成さん

424阪神教育闘争66周年記念集会

◎日時・場所 2014年4月26日(土) KCC会館

◎内容・講演 

<民族教育はいかに守られてきたか424』流血の現場の記憶

◎講師:朴鐘鳴さん

◆民族教育フォーラム2014

◎日時・場所:2014830日(土) 生野区民センター

◎内容:講演とパネルディスカッション

  <『いま民族学級が問いかけるもの』
   -学校文化・多民族多文化社会・共生…

 Ⅰ 講演 民族学校の現代的意義

        宋連玉さん(青山学院大学教授)

 Ⅱ パネルディスカッション

        ○コーディネーター 安野勝美さん(民族教育ネットワーク事務局)

        ○パネリスト

         大無田信教さん(大阪市立岸里小学校教員)

         山下正善さん(大阪市立矢田なか小中一貫校 矢田南中学校教員)

        金景姫さん(民族講師)

         宋連玉さん

 Ⅲ グループ交流

<人事> 共同代表に安野勝美さんが就任

  

民族教育ネットワークの新しい事務局のメンバーは以下の通りです。

        ◆共同代表     李月順、安野勝美

        ◆顧問  朴鐘鳴、稲富進、李清一、太田利信

        ◆事務局長      李京愛

        ◆事務局次長    正本順一

        ◆会計  印藤和寛

        ◆事務局員      若干名

■セミナー

セミナー会場の様子

講演「つながりと支援-反ヘイト・スピーチ裁判から考えるー」

「李信恵さんの裁判を支える会」(リンダの会)岸政彦事務局長

 総会に続き、セミナーが催され、40人が参加されました。

 講演に先立ち、安野勝美共同代表が「民族教育の発展のために皆さんと共に努力していきたい」と挨拶を行いました。

岸政彦さん

 セミナーでは、「李信恵さんの裁判を支える会」(リンダの会)事務局長の岸政彦さんが「つながりと支援 -反ヘイト・スピーチ裁判から考えるー」と題する講演を行われました。

 岸さんは、ヘイト・スピーチが現れてきた社会的背景や各地で行われているヘイト・スピーチの実態について分析しつつ、近年ヘイト・スピーチに対するカウンター活動が大きく拡大している状況について話されました。また、今年818日に李信恵さんが在特会と同会の桜井誠会長(当時)、およびまとめサイトの保守速報に対し、損害賠償を求める訴訟を大阪地方裁判所に起こした経緯を報告し、「多くの人がつながること自体がカウンターになる」と、協力を呼びかけられました。

李信恵さん

 会場には李信恵さんやカウンター活動を展開されている方たちも参加されました。司会者から発言を求められた李信恵さんは、京都朝鮮第一初級学校(現・京都朝鮮初級学校)を運営する京都朝鮮学園がヘイト・スピーチで名誉を傷付けられたとして、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員らに賠償などを求めた訴訟の上告審で、最高裁判所が12月9日に在特会側の上告を棄却する決定を出したことについて、「うれしくて涙が出た。第一初級学校を支援してきて、一条の光が見えてきた。私の裁判も勝利するよう頑張っていきたい」と決意を表明されました。

     
inserted by FC2 system